日本の各地で、住宅街や市街地でもクマが人前に姿を現すようになってきましたね。
野生動物のニュースは私の目をひきやすいですが、特に昨今のクマ関連のニュースはとても多い印象です。
私の旧ブログ(BEATS AND LOVE)の記事や、ライブ配信(地球生活ひと休みカフェ)においてクマの話題はときどき出していました。
昔から私はずっと関心を持っているからです。
こちらの本を繰り返しおすすめしていたり。↓
●クマにあったらどうするか――アイヌ民族最後の狩人 姉崎等(ちくま文庫)
野生動物との共存を望む私ですが、山や森林の中などではない、市街地での日常の暮らし、住宅街や町なかでクマと遭遇してしまう状況は、出没エリアになっている人たちにはとても怖いものだと理解できます。
一方で、無人カメラ(ロボットカメラ)を工夫して作り、あちこちに設置して長年(数十年以上)野生動物を観察している写真家の方がお話ししていた内容から、クマは人間の活動しているときは隠れるだけで、元々そういう場所に頻繁に出没していたということを私は情報として知ってはいました。
つまり近年、クマは人間の前で隠れることをやめ始めている感じがあって、それは変化なのですが、現在トラブルになっているような人の暮らすエリアに出没していなかったわけではない、ということです。
一般的に人間がその実態を知らなかっただけ(クマ側が鉢合わせしないように気をつけていたから)と言えそうなんですね。
写真家の方というのは、自然界の報道写真家、宮崎学さんです。
●プロフィール | 写真家・宮崎学と森の探偵団 「gaku塾」
私は数年前にムササビのことを勉強していたときに宮崎学さんのことを知り、それから情報を時折チェックしていました。
以下に紹介する動画は、私も見つけたばかりのyoutube上の新しいドキュメンタリーです(2025年6月22日公開のもの)。
番組のカメラの前で宮崎さんが説明されていること自体は以前からおっしゃってる内容で、クマだけでなく他の野生動物、たとえばニホンジカがなぜこんなに増えたのかという情報も入っています。
宮崎さんは、野生動物のフンや死骸にも関心を持って、独自の視点と工夫を用いて自然界の観察をずっと続けられている方です。↓
●"視覚の冒険を”自然界の報道写真家・宮崎学さん 独自の発想と撮影技術でクマの実態に迫る!【テレメンタリーPlus】
自然界、野生動物への真の「知りたい」という気持ちにあふれている宮崎さんは、そのためのご自身のアイディアをどんどん形にされており、
一例をあげるとこの動画内では、生息しているクマたちの現状を知るために宮崎さんが作成した、
「クマクール」(2009年発明の仕掛け。クマが寄ってきて、独自ブレンドした匂いのせいでそこで立ち上がるため、個体の大きさを知ることができる)
「マタミール」(オス・メスの識別をする目的で「クマクール」内に、クマの股を見させてもらう位置にカメラを設置)
……が登場します。
それぞれの説明は、動画内の14分26秒、14分36秒から。
これによってその地域に生息しているクマたちの年頃、これから生まれる仔のことまでクマ社会の実態を想定できるという。
先に紹介した本の姉崎さんもそうですが、本当にクマのことを見ている人は、相手をただの動物だとか「けもの」として見ていません。
彼らから学ぼう、教えてもらおう、知ろうとしているがゆえに、多くの発見があるのです。
そこには仲間のような親近感の眼差しもあります。
私が知った内容では、若グマは気性が荒い個体が多かったり(イキがってる感じで)、その年頃ではもっと成熟したクマより無茶をしたりと、人間の若者と共通の性格。
こういう視点からは、最近のニュースが報道しているように今のこのシーズン、出会い頭に人間を襲うクマがさらにぐんと増えているのは繁殖期で気が立っているのかも……と想像できます。
ちょうど私は、家庭で飼育される動物(哺乳類、鳥類、爬虫類)の試験勉強をしている最中で、犬猫をはじめ各動物の一生を通した発達段階を見ていくと複数の種に当てはまる共通点が多くて驚きます。
それは動物を擬人化するということではなくて、私たち人間と動物たちと、共通しているところが多いというのが率直な感想です。
アニマル・コミュニケーションもするようになった以後の私としては、どうも動物との間に垣根をはさむことが以前よりできず、どこかご近所さんや知り合いを見ているような感覚になってしまいます。
そうやって「地続き」の心を持つと、相手をさらに多く知ることができ、知ることで互いに回避できるトラブルもあるわけです。
野生動物に関しては特に、人間の一般的生活の中で「人間と接触しているときだけの様子」を見るのではなく、普段の野生動物の暮らしや生態を知ることがとても大切です。
クマによって亡くなった人の霊に繋がった体験
私は先日、眠った後にたまにある「亡くなった人(霊)に繋がるコンディション」になっていたようで、しかもクマに殺された方の霊と繋がるという体験があったばかりです。※
順番としてはその後に、近日のクマのニュースを見た(東北新幹線との衝突や、他の地域での市街地でのトラブルなど)という流れでした。
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※私は眠った後に行う霊界での活動が色々あり、ときには亡くなった方で補助や案内が必要な霊と接触することがあります。
自分が顕在意識的に意図して選んでそうしてるというより、自然と起こることで、そうなりやすい自分のコンディションもあるにはあります。
2025年6月17日のライブ配信で語った通り、生理中もそのコンディションに該当しますし(★「霊界に繋がりやすくなるとき&ガイドの編成のアップデート」ライブ配信を参照)、今回の場合は「日本酒」が引き金になりました。
私は体質的に得意じゃないので日本酒を滅多に飲みませんが、特定の銘柄の日本酒を飲むとなぜか「激しい恐怖の思いを抱えて亡くなった様々な方の霊(例、国や時代の状況における理不尽な処刑など)」に繋がるということが何年か前からわかりました。
特に、とある銘柄の日本酒では、自分がこの現象を顕在意識的にはすっかり忘れていても百パーセントそうなります。
そしてすべての日本酒でこの現象が起こるわけではありません。
今度、この話は別記事かライブで話しますね。
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……私には、クマによって亡くなった方が、いつの時代のどんな人かはわかりませんでしたが、夢の次元で私はその霊の体験したことをそのまま自分の身で(その人となって)経験しました。
説明するなら、その方の記憶を追体験して理解することで助けられるというか……そのために同調する感じですね。
ですから、逃げようとしていた間も含めて、とても怖かったんだな……ということ、そしてしばらくその現場(息絶えたのは岩のある場所でした)に意識がとどまっていて、「あれ?もしかして、あれから自分は死んでいるのかな?」ということに気づくまで時間がかかりました。
私はこうした夢には慣れていますので、「その霊の体験を一緒に味わっている」間はどんなにリアルな感情や知覚を味わっていても、夢の現実から現在の自分自身に意識フォーカスが戻ったら、うわぁー怖い夢だった!とおびえることは一切ありません。
ですが、体験の最中には心臓がバクバクして、その方の恐怖をまったく同じように私自身の知覚を通して味わいますので、起きた後でも、肉体的にも思考や感情としても感触がリアルにわかります。
「クマに襲われた方、ケガをした方、亡くなった方たちは、こういう思いをしたのかもしれない」ということがよくわかるのです。
だからこそ、上っ面の理想論ではなく、この記事でお伝えしたような「本当に興味を持って野生動物の生態を長年かけて理解している人たち」の知恵やあり方を見習い、勉強し、工夫をすることが必要と感じています。
それこそ「現実的」なのではないでしょうか。
知らなければ……とれる手段も一時的な対症療法的なものにすぎなくなるでしょう。
人もクマも健やかに暮らせる、本当の解決を願います。
もし、クマが出る地域にお住まいの方がいらしたら、クマの生態や実態をより知ることで、そのときどきの安全な選択ができますように。
この情報も何か一助となりますよう、心から願っております。