どういうわけか私は、普段あまり聴かないジャンルの音楽を聴いていると、どんなにそれを楽しんでいてもしばらくするとまるで反動のようにR&Bやラップ(in US)に戻ってしまうという動きが生じます。
最近は、記事にも書いていたようにBTSの曲を心から楽しく聴いていたのですが、
なんと言ったらいいのかな……たぶんお米好きの人が海外旅行で色んな料理を楽しんだ後に、普段好んでるお米を食べたくなるように、
うん、私はお米好きなわけじゃないのですが、たとえるとそんな感じだと思う、
気づいたらなじみの配分の酸素が含まれた空気を呼吸が求めるように、上記の元々好んでる分野の音楽に戻っていくんです。
これまでもずっと他のジャンルの音楽を聴かないわけでもないし、好まないわけでもなく、気に入っている曲もたくさんあるけれど……、
私はいつも「ネット上で他のジャンルの音楽を興味を持って試聴しているうち、気づいたらどういうわけか自分の指がR&BやRap(in US)のキーワードをタイプして楽曲を検索している」という現象が起こりがちで、
だからこそBTSも今年に至るまで、しっかり聴けたことがなかったんですよね。
(あれだけ人気のグループだとさすがにおすすめ音楽等で目にするわけですよ)
今回は、気づいたらそのような流れで、2023年のChris Brownの「11:11」アルバムに着地してました。
YouTube上ではときどき試聴していたのですが、私はまだ購入してなかったのです。
デラックス版は35曲もある、こちらです。↓
その直前まではBTSジミンさんのソロ曲を聴いてみたり、新規開拓にいそしんでいたのですが(そしてこれからもそれはそれで続けるでしょう)、
それでは補えない何かを求めて、私はこちらに辿り着いてました。
私の傾向を分析すると、どうも「歌」に特化すると私にはこの種の音が自分の心にシンクロする何かとして必要になるみたいで、
クリス・ブラウンのこのアルバムを聴きつつ、私は何を欲しているのかを考えていたら、
「重力」
とか
「複雑さ…影…陰影、にごり」
のようなものかなと思いました。
悪い意味じゃなく、自分の中のそういうものはエネルギーとしての「厚み」になっており、その部分ももれなく表現されている音楽をというと、どうしてもこのタイプのものに親和性を感じるのだと思います。
これまで私がスピリチュアルなことを語る中で、聞きようによってはまるで地球の重力から解放されたいという話をしているように響いたかもしれませんが、
もしもそう聞こえていたとしたら誤解で、
他の次元の体験にはない、ここでの様々なExperienceを私は貴重に思っています。
そうじゃない視点を同時に知っているからこそ、そうです。
特別な条件が揃った奇跡でしか形成できない美しい結晶を見つめているような感じです。
それがこの今の体験なのです。
ですから、私にとって自分の内面世界の感覚を表すとしたら、どうしても重さや複雑さ、陰影の要素を(特に強調するのでなく当たり前に)含むものに向かうのでしょう。
通常運転でもサラッと陰影を含んでる音楽が、クリス・ブラウンのアルバムには多い気がします。
まだ聴き始めたばかりなのでレビューというほどのコメントはできませんが、現時点で好きだと感じた注目曲をいくつか載せておきます。
全体としては、しっとり聴ける楽曲が好きな人に向いてるアルバムと言えそうかな。
私のおすすめ一曲目、
こちらは「スピリチュアルみ」を感じさせる語彙がちらほら出てくる曲です。
エンジェルナンバーとか、ヒーリングエナジーとかね。
実際このアルバムタイトル「11:11」も、クリスの11番目のアルバムということと、エンジェルナンバーとを表してつけられたタイトルだそうなんですよ。↓
●Angel Numbers / Ten Toes
歌詞はこちら。
●Chris Brown – Angel Numbers / Ten Toes Lyrics | Genius Lyrics
ピックアップ二曲目は、「I NEED TO FEEL SOMETHING」の出だしが印象的なこの曲です。
曲中でも繰り返される「I just wanna feel something」のフレーズ……この語にsink in してみると新しい発見があるかも。↓
●Feel Something
歌詞はこちら。
●Chris Brown – Feel Something Lyrics | Genius Lyrics