わたしたちはロボットじゃないから
感情を制御すると、おかしなことになる
感情を抑圧するのも、感情に振り回されるのとまったく同じ
どんな感情を感じるかをコントロールしたくなるのも同じ
こんな気分じゃ嫌だとか
この感情は味わいたくないとかふさわしくないとか
とっさにはじいて、
感じることから大急ぎで逃げてしまう
あなたの内部はこう感じるようになる
…この人(あなた自身)は、キャッチしてくれない
伝えてることをそのまま受け取ってくれない…
伝達したい信号があるのに
それを十分に受信してもらえないので
自分内で感情が流れを失う
流れたいのに、表現されたいのに、
あなたが振り向いてくれないから
あなた自身に向き直ってくれないから
これは良い感情だね、
ポジティブだね、
優しさだから受け入れるね、これなら愛だよね、
そうやって「わたしの感情」を厳選して
「合格」認証の種類だけを残そうとする
感じたくないことは無視するか
出てきそうになったら蓋をするか
原因に見える状況を変えようとするか
社会的な「型」を身につけて変えようとするか
「そうだよ、気の持ちようだよ
人前でのマナーだよ
仏頂面したいときにも平静な顔して
泣きたいときにもきゅっと口角に力を入れて
ほほえみの形をつくればいいよ」
そうするうち、あなたのハートはひび割れ
喉が渇きすぎて、ごくっごくっとむさぼるように勢いよく水を飲まずにいられなくなるみたいに
急なガス欠や渇望と一時的な補給をくりかえして
そんなのが生きることの「バランス」だと思い込んでしまう
こういうのが人生なんだと思い込んでしまう
「表の顔と裏の顔をつくるの
裏の顔は自分だけが知ってるんだから、いいの
どんなに心のどこかがぽっかり孤独な自分がいても
表の顔が機能できてればオーケー
それが生きるということだもの
これが人生だって慣れて生きてるんだ」
そうやって場の…人の…「空気」をとりもつ自分が、
求められてる自分が、
人や家や社会のピースでいられる自分が、
価値ある自分なんだと思ってるから
でも、ほんとう?
どこかむなしくないですか
どこか置いてきぼりじゃないですか
あなたの心の内部で。
わたしたちはロボットじゃないから
わたしたちはロボットじゃないから
そうやってコントロールしてるつもりでも
セオリー通りには動かないし
そんな風に心は機能しない
心は魂に直結して生きている
考えなくなれば、楽だし?
感じなくなれば、苦しくない?
…そんな平和は、平和じゃないし
平安じゃないし、魂を黙らせてるだけのこと
あなたの鼓動を圧迫して、握りつぶしてるだけのこと
生きてるハートを鈍らせて
芯まで響かない、痛がらない自分をつくるためにね
(すると麻痺させてる分の刺激を外から補おうとするんだ)
自然に、声を上げているのにね
何度も何度も
起き上がって声を上げてくる自分を邪魔者扱い
害をなす迷惑扱い
そいつを徹底的に黙らせるんだ、
だって人生がうまくいく「邪魔」をしてるんだから
順調にロボット化する前に
見落とさないで
どんな感情もこわくない
あなたの思いを表明することもこわくない
百パーセント
自分が自分でいることを
ゆるしたことはありますか?
ただの一度だって
本当にそのままの自分で生きたことありますか?
それを生きるまで
答えを出すのは不適格
「それによって何が起きるか」じゃなく
ただそれを生きることのために、それを生きること
自分内部ですべて流れさせれば ALL☆RIGHT
すべてがRIGHT、
あなたという存在は賢いのだと知ること
実際に経験していかなければ
そのようにエネルギーを流れさせなければ
それを知ることはできないよ