近頃の私のライブ配信の中で「自分軸」という比較的現代風の言葉を用いて強調したことと共通だが、私たちは一般に考えられている「エゴ的な」我の強さとは異なる意味での「自己のパワー」に目覚める必要がある。
それをこの記事では「違う意味での我の強さ」とタイトルで表現したのだが、ストレートに言うとそれは「真我とひとつであるという自覚を持つこと」を指す。
本当の私以外のなにものにも従わないという強さを持つこと。
これはそれぞれの「私」にとって、自分の道の指針となる。
もう少し詳しく解説すると、
自分自身のパワーを自覚を持って使うということだ。
さらに言い換えると「何を信頼すればいいかを知っている状態」でいることだ。
もちろん現状「この世界の中で一個人として生きているという錯覚」をリアルに味わっている私たちが、常時その自覚の状態にあることを目指したらたちまち挫折してしまうかもしれない。
そんな完璧な状態を、自分に課さなくてもいい。
でも、「思い出す」意思は必要だ。
指針はどこにあるのか、パワーはどこにあるのかを。
なぜなら、私たちが自分自身を何だと思おうと、どのような状況だと信じ込もうと、たった今も自分自身のパワーによって何を信じるかを決めているから。
何が、信頼に足るのか。
真の力は、どこにあるのか。
見るところを間違えると、私たちは迷妄状態に入る。
何が正解かわからなくなる。
真実を見逃してしまう。それはいつもそこにあるのに。
この種の弱さは真我とひとつである自己の「我の強さ」を忘れることから生じる。
自己のパワーを自覚しないところから生じている。
そもそもなぜ、あなたは「真実が無いところ」を見つめ、そこに答えを探そうとするのだろう？
これはまるで、以下のような堂々巡りにたとえられる。
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